【山形県知事・吉村美栄子】第3回「子育て中に考えていた思いを形に。県民総ぐるみで子育て応援団!」 | ママスタセレクト
前回の続き。 山形県では、県民、保護者、事業者等。 県民の皆様に「山形県は子育てをする場所だ」と感じていただけるよう、「子育て応援パスポート」や「子育てタクシー」の作成に力を入れて「やまがた子育て」の活動を行っています。応援団』 山形県知事の吉村美栄子氏に、子育て経験を踏まえた提案がどのように政策につながったのかを聞いた。
寒い冬の日に息子を連れて行ける場所はありませんでした。
──吉村知事は山形県出身で、結婚後は2人の子どもを育てた経験もあります。 当時、母親として、政府に何を期待していましたか?
吉村美栄子 山形県知事(以下、吉村知事):子供が遊べる屋内施設があればいいのにと思います。 山形県では冬に雪が降ると外で遊べないこともあります。 特に赤ちゃんの頃は外で遊べる場所も限られており、寒さや雪などで外出には気を使います。 息子をベビーカーに乗せて出かけたことがありますが、行くところがなく、寒い中近所を徘徊し、風邪をひいてしまいました。 私にとってそれは苦い思い出です。
私は知事就任以来、子育て中の親子が楽しく過ごせる場所を増やすことに取り組んできました。 例えば、県立図書館を改修した際に、赤ちゃんを連れて行けるスペースを作りました。 ミルクの準備やおむつ替えもでき、防音対策もされているので静かな図書館でも安心してお子様のお世話ができます。 寒い季節でも親子で快適に読書を楽しめる空間を実現します。
赤ちゃんや幼児を連れたパパ・ママが集いやすい空間づくり
──図書館以外にも何か変化はありますか?
吉村知事:県は、子ども連れが旅行中に安心して授乳やおむつ交換ができる施設の登録・普及を進めている。♥駅を作りました。 先日、県庁にベビーケアルームを設置しました。 子育て世代が利用しやすい環境を整えることで、スタッフとの会話を通じて要望を伝えやすくしたいと考えています。
県民みんなで力を合わせる「やまがた子育て応援団」。
──吉村知事は1期目から子育て支援策に取り組んできました。 現在行われている「やまがたみんなの子育て応援団」の活動について詳しく教えてください。
吉村知事:山形県では、県民、保護者、事業者など県民全員で子育てを応援し、県を挙げて「やまがた子育て応援団」として取り組んでいます。 アニメーショングループの方針は5つの主要プロジェクトから構成されます。
一つ目は「子育て応援パスポート事業」です。 子育て世帯を対象に紙または電子パスポートを発行し、参加企業・事業所での商品購入時の割引やポイント付与などのサービスを提供しています。
2つ目は「デイケアタクシー」推進事業です。 保育園や学校、集中スクールなどにお子様を迎えに行けない場合に、保護者に代わってタクシーを利用してお子様を迎えに行くサービスです。 特に、夜間にお子様の体調が悪く救急病院に連れて行かなければならない場合や、普段荷物が多い赤ちゃんとのお出かけの際にこの託児タクシーをご依頼いただくと、安心してご利用いただけます。ベビーカーを預けて玄関まで荷物を運んでくれる託児タクシーです。 キッズチェアもご用意しておりますので、小さなお子様連れのお出かけの際には大変助かると思います。
3つ目は「やまがた子育て応援サイト」です。 お子様連れのご家族に役立つ情報をお届けします。 今年は「わくわく体験ガイド」として、山形の豊かな自然や伝統文化を親子で体験できる県内各地のスポットを紹介します。
4つ目は先ほども少しお話しましたが「ベイビーほっと」です。♥駅業務。 県に登録されている授乳・おむつ施設は71施設(2020年2月末現在)。
5つ目の事業は「やまがた孫育て応援プロジェクト」です。 意欲ある高齢者に必要な子育て研修への受講や地域の子育て支援への参加など、子育て支援に取り組んでいます。
本当の声やニーズを把握し、政策に反映させます。
──行政を通じて、さまざまな世代の人と交流することができそうですね。
吉村知事:今後も現場のお母さん・お父さんと積極的に対話しながら、お母さん・お父さんをサポートしていきたいと思っています。 今後も「子育て本音トーク」などの座談会を通じて、子育て中のお父さん・お母さんと直接対話し、その声や本当のニーズに耳を傾けていきます。 私たちの目標は、この情報に基づいて効果的な対策を開発することです。 今後も地域ぐるみで子育て支援体制の構築に取り組んでまいります。
(編集後記)
吉村知事は、自身の子育て経験から生まれた課題に積極的に取り組み、「やまがたみんなで子育て応援団」の活動など、地域全体での支援を推進している。 子育てしやすい環境を整えています。 今後は、保護者の真のニーズに耳を傾けた、より充実した子育て支援が期待されます。
【聞きたい! 】バスケットボール選手・川村勇輝選手とお金、教育などの専門家にインタビュー。
取材・文:真野由利子 編集:荻野美紀子