<母親やめてもいいですか?>学校に行きはじめた息子、変わってしまった家族関係……【第5話まんが】 | ママスタセレクト
【第1話】から読む。
前回からの続き。今から十数年前、私ユズキが40代半ばだった頃の話です。小学4年生の春から登校できなくなってしまった息子のコウタロウ。

私はサポートのために仕事を辞め、義両親や夫からの暴力にも必死で耐えていました。秋になるとコウタロウはフリースクールに通いはじめ、少しずつ前向きになってきたように感じました。
こうして学区外の中学に籍を置き、フリースクールに通いながら自宅で勉強を重ね続けました。すると中学1年生の終わり頃、コウタロウが突然「学校に行ってみる」と言い出したのです。
「コウタロウのため」と思って走ってきた4年間、私は義両親と夫からの暴言暴力にひたすら耐えてきました。その結果、私は息子以外の家族を前にすると「また暴力を振るわれる」と思って怯えてしまうようになったのです。何か物音がしただけで身体が震え冷や汗が出てくるのです。
コウタロウが学校に行けるようになって本当に嬉しかったです。「コウタロウが高校生になったら一緒に家を出よう」それだけを心のよりどころにして生きてきたのに……。目の前のコウタロウは、すでに私の知っているコウタロウではありませんでした。私はどこで間違えてしまったのでしょうか?
【第6話】へ続く。
※学区についての規定は、地域によって異なります
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子