絵付け体験施設やコーヒースタンドも。やきものの街、瀬戸のニュースポット「STUDIO 894」 | ことりっぷ
愛知県瀬戸市は1000年以上の歴史を持つ陶磁器の生産地。今も市内を歩くと、窯元やショップ、ギャラリーなどが街のあちこちに点在しています。そんなやきものの街に誕生した、新たな体験型施設を今回はご紹介します。瀬戸の魅力を感じてもらいたいとデザインされた空間で、旅の思い出作りをしてみませんか。
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陶磁器メーカー手掛ける新しいスタイルの体験施設
緑の植栽に包まれた「STUDIO 894」は、瀬戸市の陶磁器メーカー、中外陶園が手掛ける、体験型の複合施設。エントランスを入ると広々としたワークショップスペースがあり、ギャラリーやコーヒースタンドも同施設内に併設。明るく開放的な空間は、地元の人から瀬戸を楽しみたい人まで、さまざまな人が気軽に立ち寄ることができるようにとデザインされました。
かわいい招き猫をお土産にできる絵付け体験
ワークショップスペースできるのは、好きな色で絵付けをしてオリジナルの招き猫などを作ることができる絵付け体験。招き猫は、はじめての人でも絵付けしやすいシンプルな形のものから、本格的な招き猫、両手を上げている招き猫など、形も大きさもさまざま。招き猫以外にもカップや器、季節の置物なども用意されています。
絵付け体験は磁器と陶器の2種類あり、陶器の素地に絵の具やペンで描いていく体験は気軽にでき、すぐに持ち帰ることができます。本格的な体験をしたいなら磁器の絵付けを。焼き上げてから約1か月後に届くので、旅の思い出がよみがえる記念の品になりますよ。ワークショップは毎日5回開催していて、公式サイトから予約ができます。
瀬戸をイメージした珈琲とお菓子でブレイクタイム
ワークショップを楽しんだら、コーヒーを飲んでちょっと一息。三軒茶屋と広島で人気を集めるロースター「OBSCURA COFFEE ROASTERS」のコーヒーを飲むことができます。コーヒーはドリップスタイルが選べるようになっていて、シーズナルのコーヒーも。瀬戸の街をイメージして作り上げたというオリジナルブレンドは、しっかりと深い味わいですよ。
コーヒーのお供として焼き菓子も販売していますが、こちらは熊本県天草市の洋菓子店「スイーツラボ ボングー」にオーダーしたもの。実は江戸時代に瀬戸の陶工が熊本県天草市で磁器の製法を学び、それ以来瀬戸でも磁器が作られるようになったとか。そんな歴史的な繋がりが、こちらのお店のお菓子を置くきっかけだったそうです。
館内の一角にはギャラリースペースがあり、陶磁器の作家はもちろん、さまざまなアーティストの展示会を企画しているそう。アート作品を見て刺激を受けてから、絵付け体験をしてみてもいいですね。訪れた時には中外陶園が手掛けるアートな招き猫など、さまざまな招き猫の作品や瀬戸の町並みを撮影した写真の展示が行われていました。
「STUDIO 894」の隣には「招き猫ミュージアム」という招き猫だらけの施設がありますが、こちらも中外陶園が運営しているそう。一緒に立ち寄って、招き猫の魅力にどっぷりはまってみるのもおすすめですよ。
瀬戸の街に新たに誕生した集いの場所「STUDIO 894」。やきものの街の魅力を知るきっかけに、ぜひ気軽に立ち寄ってみてくださいね。
STUDIO 894(スタジオ ヤクシ)
愛知県 瀬戸市薬師町1
MAP
0561-84-0894
10:00~17:00(絵付け体験最終受付15:30、コーヒースタンドLO16:30)
火、年末年始
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