“まだバレてない”秋田県が独自の旅行支援
【けさ知っておきたいNEWS】
テレビ朝日グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
秋田県が「まだバレてない秋田県。冬」と銘打った独自の観光キャンペーンをスタートしました。
実はこのキャンペーンには第一弾の「夏」があり、大きな反響を呼びました。
6月の宿泊者数は前年と比べて34.4%も増加したといい、その成功を受けて第二弾となる冬キャンペーンが始まった形です。
予約は今月1日からすでに始まっており、対象となる宿泊期間は来月1日から来年2月末まで。県の特設ホームページから、じゃらんnetや楽天トラベルなどを通じて申し込むことができます。
宿泊や食事などセットで
最大1万2000円割引
キャンペーンでは、宿泊に加えて秋田の食事や特産品、体験ツアーなどを組み合わせた旅行プランが用意され、一人最大1万2000円の割引が受けられます。
例えば、田沢湖のほとりにある旅館「花心亭しらはま」では、温泉に加えて秋田錦牛やきりたんぽ鍋が楽しめるプランが対象となっています。
2人で通常8万3600円のところ、2万4000円が割り引かれ、6万円を切る料金になるケースも紹介されました。
交通費がかかる遠方からの旅行でも、この割引があれば秋田旅行を検討しやすくなりそうです。
乳頭温泉郷や角館など
冬の魅力がいっぱい
秋田には冬に楽しみたい観光地が数多くあります。
「みちのくの小京都」と呼ばれる角館には歴史的な街並みが残り、雪景色の中を歩けば独特の風情を楽しめます。
乳頭山の麓にある乳頭温泉郷も、雪の季節には特に人気の温泉地です。
食では、きりたんぽ鍋、比内地鶏、地酒など秋田を代表する味覚があります。
また、スキーや雪を生かした体験ツアーなどもあり、冬ならではの楽しみ方ができます。
それでも秋田県は、こうした魅力が全国には十分知られていないと考えています。
「秋田錦牛」もまだバレていない?
今回のキャッチコピー「まだバレてない秋田県」を象徴する一つが、秋田錦牛です。
東北のブランド牛といえば、山形県の米沢牛や岩手県の前沢牛を思い浮かべる人は多いでしょう。
一方、秋田錦牛は品質の高いブランド牛でありながら、全国的な知名度ではまだ十分とはいえません。
つまり「秋田には魅力がない」のではなく、「魅力があるのに、まだ知られていない」という考え方です。
それを逆手に取って、「まだバレてない」という少し自虐的で印象に残る言葉を使ったことが、キャンペーンの特徴です。
旅行者数43位を逆手に取った戦略
昨年の都道府県別延べ旅行者数を見ると、東京や大阪が上位に入り、北海道、沖縄なども多くの観光客を集めています。
一方、秋田県は43位でした。
そこで県は、順位の低さをネガティブに捉えるのではなく、「まだ全国の人に見つかっていない」と発想を転換しました。
「まだバレてない」と言われれば、「何があるんだろう」「今のうちに行ってみたい」と興味を持つ人も出てきます。
キャッチコピーそのものを観光の武器にしたわけです。
12億5000万円の事業予算
約2割弱をPRに
さらに注目されるのが、PRへの力の入れ方です。
キャンペーンの事業予算は総額12億5000万円。
そのうち約2割弱をPR費用に充て、SNSやポスターなどで積極的に情報を発信しました。
一般的な旅行支援では、できるだけ多くの予算を割引に使うことも考えられます。
しかし秋田県は、「まず秋田を知ってもらわなければ観光客は来ない」と判断しました。
特にSNSを活用することで、これまで秋田旅行を選択肢に入れていなかった若い世代にも魅力を届ける狙いがあります。
きょうのNEWS解説まとめ
「まだバレてない秋田県」は、観光客が少ないという弱点を、逆に魅力として打ち出したユニークな旅行支援です。
最大1万2000円の割引に加え、乳頭温泉郷、角館、秋田錦牛、きりたんぽ鍋、地酒、スキーなど、冬の秋田にはさまざまな楽しみがあります。
第一弾の夏キャンペーンでは宿泊者数が大きく増えました。
第二弾となる冬も反響が予想されるため、旅行を考えている人は早めに対象プランをチェックした方がよさそうです。
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