「日本人の名字ルーツ&ナゾ追跡」
藤本&武田ほか
【GOOD!いちおし】
テレビ朝日グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
日本人の名字ルーツ&ナゾ追跡
| 名字企画第12弾! 今回も10万以上ある名字から、日本の原風景がルーツとなった名字を紹介します。 もちろん難読名字クイズもあります。 |
難読名字「分目」は何と読む?
今回の「GOOD!いちおし」では、日本人の名字に隠された意外なルーツを紐解く企画の第11弾が紹介されました。
まず登場したのは、難読名字クイズ。
漢字を見ると読めそうで読めない名字には、言葉の成り立ちや地域の歴史が深く関わっています。
「分目」は「わんめ」と読みます。
日本人の名字を50音順に並べると、最も最後にくる名字ともいわれています。
由来は、道などが分かれている場所を「分かれ目」と呼んだことから、その呼び方が変化して「わんめ」になったと考えられています。
また、千葉県市原市には「分目」という地名があり、この土地に住んでいた人が名乗った名字ともいわれています。
現在でも市原市や木更津市周辺に見られるそうです。
反対に、50音順で最初にくる名字とされるのが「あい」さん。
「阿井」や「会」「藍」「相」など、いくつかの漢字があります。
「日馬」「東江」の意外な読み方
続いて登場した難読名字は「日馬」です。
相撲ファンは「はるま」と読みたくなりますが、名字では「くさま」と読みます。
新潟県などに多い名字で、「草間」という名字を分家をする際、「日下部」を参考に「日」を「くさ」と読ませたと考えられています。
さらに「東江」という名字も紹介されました。
沖縄では「あがりえ」と読む名字です。
沖縄の言葉では、太陽が上がる東の方角を「あがり」と呼びます。
そのため、「東」を「あがり」と読む東江さんのほか、「東門(あがりじょう)」「東里(あがりさと)」「東筋(あがりすじ)」などの名字もあります。
一方、西表島の「西」を「いり」と読むのは、太陽が沈む方角を意味する沖縄の言葉に由来するといわれています。
76位「高田」
高い場所の田んぼが由来
番組では、これまで75位まで紹介してきた名字ランキングの続きとして、76位以降の名字のルーツにも迫りました。
76位は「高田」さんです。
昔、田んぼは水を確保しやすい低い土地から作られていました。
しかし人口が増え、低地だけでは田んぼが足りなくなると、少し標高の高い土地にも水田が作られるようになります。
そうした「高い場所にある田」が「高田」と呼ばれ、そこに住んだ人が高田を名字にしたと考えられています。
77位「藤本」
藤原氏とは関係がない?
77位は「藤本」さんです。
「藤」が入る名字と聞くと藤原氏を思い浮かべますが、藤本の場合は藤原氏ではなく、植物の「藤」が由来になったケースが多いとされています。
かつて植物の藤が多く生えていた場所に「藤」のつく地名が生まれ、そこから藤本、藤井、藤田、藤山などの名字が生まれたと考えられています。
藤の生育地との関係から、これらの名字は比較的西日本に多く見られるそうです。
78位「武田」
武田信玄の武田家は茨城県がルーツ
78位は「武田」さんです。
武田といえば、真っ先に思い浮かぶのが「甲斐の虎」と呼ばれた戦国大名・武田信玄です。
そのため、武田家のルーツは山梨県と思っている人も多いかもしれません。
ところが武田信玄につながるルーツは、現在の茨城県ひたちなか市周辺とされています。
この地域には「武田」という地名があり、そこに住んだ一族が武田を名乗ったことが始まりとされます。
その後、一族は甲斐へ移り、山梨県で勢力を拡大しました。
信玄の時代には甲斐を本拠に信濃などにも進出。
その一族は安芸、若狭、上総など全国各地へ広がり、それぞれの地域で武士として活躍しました。
現在の武田さんがすべて信玄の武田氏につながるわけではありませんが、今も遠い祖先が甲斐武田氏につながる人もいるそうです。
79位「村田」
田村は同じような地形から誕生
79位は「村田」さんです。
「村」と「田」が合わさった、地形や集落に由来する名字と考えられています。
漢字を逆にした「田村」も基本的には似た由来ですが、田村には坂上田村麻呂に由来するとされる系統もあるため、すべてが同じとは限りません。
また「田原」と「原田」も、水田と原っぱを表す漢字を組み合わせた名字で、似た土地の特徴から生まれたと考えられています。
80位「上野」
さまざまな読み方
80位は「上野」さんです。
「上野」という地名は全国に数多くあり、高台にある平坦な土地などを表したことが名字の由来とされています。
興味深いのは地域によって読み方が異なることです。
98%以上の多くは「うえの」と読みますが、中でも多いのが「うわの」さんで全体の1.5%で特に青森県などでは4割以上のが「上野(うわの)」と読むそうです。
他にも
関西を中心に「かみの」、三重県を中心に「こうずけ」、九州では「あがの」さんもいるそうです。
分目さんから武田さん、上野さんまで、普段何気なく目にしている名字にも土地の地形や方言、歴史上の人物などが深く関係しています。
名字のルーツをたどると、日本各地の歴史や文化まで見えてくるのが面白いところです。
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