<母親やめてもいいですか?>「母親だから逃げちゃいけない?」自分を縛っていた言葉【第8話まんが】 | ママスタセレクト
【第1話】から読む。
前回からの続き。
今から十数年前、私ユズキが40代半ばだった頃の話です。小学4年から中学にかけて登校できない期間があった息子のコウタロウ。義両親や夫からは「お前のせい」と暴言を吐かれ暴力を振るわれる日々でした。必死のサポートの甲斐があり、その後コウタロウは無事に義両親や夫が望むような高校に進学しました。しかし私はすでに「心」を失くしていました。
コウタロウが宝物でした。この子のためなら、何でもしてあげよう。そう思っていました。今すぐにでもこの家を飛び出したいのに、まるで「コウタロウ」という鎖に繋がれて身動きが取れない状況にあるような気がしていました。
ふいに過去の自分が言った言葉を思い出した私。その言葉は今の自分を救ってくれたような気がしました。私はずっと「母親だから逃げちゃいけない」と思い続けてきたのです。でも「逃げるんじゃなくて、自分らしくいられる場所へ行く」だけ……。私はこの家、そしてコウタロウとの生活を捨てる決意をしたのです。
【第9話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子