・島根県松江市の道の駅に設置された授乳室をめぐって、議論が起こっています。授乳室自体が増えることは、親にとってはとてもありがたいことですが、その授乳室は段ボール製で、「こわい」などと厳しい批判も上がっています。
議論の対象となっているのが、松江市の道の駅「秋鹿なぎさ公園」に設置された段ボール製の授乳室です。
昌子秀 記者
「こちらの授乳室、入口はカーテンだけのつくりになっていて、中に入ると、天井は開いています」
入り口に鍵をかけることができず、上から覗けるのではないかという構造から、この段ボール授乳室に厳しい意見が上がっています。
SNSへの投稿
「こわいこの授乳室。なんで?こんな目に遭わすの?」
「実際に使う女性の羞恥や恐怖に無頓着過ぎる」
「子育て層が粗末に扱われている感」
国土交通省は、全国の道の駅のベビーコーナー保有率を再来年までに50%以上にしようと取り組みを進めていて、日本道路建設業協会が今年、全国50の道の駅に段ボール授乳室を寄贈することになりました。
しかし、最初の設置が大分県の道の駅で始まるやいなや、厳しい批判が相次いだのです。
街の皆さんにも意見を聞きました。
子育て世代は
「授乳室があるかどうか調べてからでないと安心して出かけられないので、授乳室自体をこうして設置してもらえるのはすごくありがたいことだと思います。ただ人の目に触れないために作られているものだと思うので、赤ちゃんもお母さんも安心できるものだったら、せめて鍵がかけられたりとか、屋根が付いていたりとか、そういうものが設置されると嬉しいです」
街の人は
「簡易な所では、うちの妻はあんまり授乳をしていなかったかな。大型のモールとかだと空間がちゃんとしていたので、授乳しやすかったりと安心感があったんですけど」
「無いことよりは良いけれど、今は普通のトイレとかでも覗きがあったりするじゃないですか。授乳している時は一番無防備だからすぐには動けないし。だから、これだと簡易すぎるんじゃないかと思います」
(略)
fa-calendar9/21(木) 17:08
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