シュワシュワの源泉!
天然炭酸水 知られざる魅力
【GOOD!いちおし】
テレビ朝日グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
天然炭酸水 知られざる魅力
| 川底から出る泡、その正体は天然の炭酸水です。 今日の「GOOD!いちおし」は炭酸の聖地とも呼ばれる兵庫県。 そのルーツと知られざる魅力に迫ります。 |
天然の炭酸水が湧き出す有馬温泉
今回の「GOOD!いちおし」では、兵庫県に点在する「炭酸」にまつわるスポットが紹介されました。
まず訪れたのは、豊臣秀吉も愛した関西の奥座敷 神戸の有馬温泉です。
日本三古泉の一つとして知られる有馬温泉には、温泉だけでなく天然の炭酸水が湧き出す場所があります。
地下から湧き出した水には炭酸ガスが溶け込んでおり、実際に飲んでみると鉄分を感じる独特の味の中に、かすかな炭酸の刺激が感じられます。
地元の人は「僕の親父の話では、子供の頃にスティック砂糖を持ってきて、コップで混ぜてサイダーとして飲んでいた」という話も紹介されました。
金泉、銀泉として知られる有馬温泉。
銀泉の泉質の一つが炭酸ガスが溶け込んだ炭酸泉です。
かつては、天然炭酸水を利用したサイダーもかつて作られていました。
現在では、当時をイメージしたサイダーを復活させたものが販売されています。
有馬名物「炭酸せんべい」も
炭酸泉から誕生
有馬温泉を代表する名物といえば「炭酸せんべい」です。
番組で紹介された店「三津森本舗」では、明治時代から天然の炭酸泉を利用して炭酸せんべいを作り続けています。
薄くパリッとした軽い食感が特徴で、長年変わらない有馬の味として親しまれてきました。
最近では伝統的な炭酸せんべいだけでなく、ティラミスやフレンチトーストなどにアレンジしたスイーツも登場。
さらに炭酸せんべいを使ったピザまで販売されています。
炭酸せんべい自体の味が強すぎないため、さまざまな食材と組み合わせやすいのも魅力です。
三ツ矢サイダー発祥の地は
兵庫県川西市
兵庫県が「炭酸の聖地」とも呼ばれる理由は、有馬温泉だけではありません。
川西市平野には、「三ツ矢サイダー発祥の地」とされる場所があります。
そこに残る「三ツ矢塔」は、かつて天然の炭酸ガスを採取するために使われていた施設です。
三ツ矢サイダーの歴史は140年以上前にさかのぼります。
当時 イギリス人化学者ウィリアム・ガウランドが天然炭酸水を発見、調査で飲料に適していることが確認され、瓶詰めした「平野水」として販売されるようになりました。
その品質の高さから、皇室の御料品にも指定されたといいます。
現在の三ツ矢サイダーとは違い、当初は砂糖などが入っていない天然の炭酸水でした。
その後、炭酸水に甘みや香りを付けた商品が登場すると人気が拡大。
文豪・夏目漱石も愛飲し、作品にも登場しました。
そして昭和に入ると、現在につながる「三ツ矢サイダー」の形へと発展していきます。
宝塚は
「ウィルキンソン」発祥の地
さらに、神戸市に隣接する宝塚市にも天然の炭酸水が湧く場所があります。
その炭酸水と深いつながりを持つのが「ウィルキンソン」です。
外国のブランドと思っている人も多いかもしれませんが、実はウィルキンソンは宝塚が発祥です。
明治22年ごろ、イギリス人のジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏がこの地域で天然の炭酸鉱泉を発見。
その水を瓶詰めして販売したことが始まりとされています。
現在も発祥の地周辺には当時を伝える施設が残り、ウィルキンソンだけを並べた自動販売機も設置されています。
ブランドの歴史を知るために訪れるファンも少なくありません。
三ツ矢サイダーとウィルキンソンという、日本を代表する二つの炭酸飲料がともに兵庫県の天然炭酸水と深く結びついているのは意外な歴史です。
温泉から飲料、菓子まで
広がった炭酸文化
兵庫県では、炭酸飲料を使った町おこしも行われてきました。
宝塚市では、多くの人が制限時間内に一斉に炭酸飲料を飲むギネス世界記録への挑戦も行われ、世界記録を達成したことがあります。
有馬温泉の天然炭酸泉から生まれた炭酸せんべい、川西市から広がった三ツ矢サイダー、そして宝塚で誕生したウィルキンソン。
普段何気なく飲んでいる炭酸飲料の背景には、兵庫県の豊かな天然炭酸水と長い歴史がありました。
温泉だけでなく、飲み物やお菓子などさまざまな形で受け継がれてきた炭酸文化をたどってみるのも、兵庫観光の新しい楽しみ方になりそうです。
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