「JRA競馬学校」女子生徒も奮闘
未来の騎手育む競馬学校
【GOOD!いちおし】
テレビ朝日グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
未来の騎手育む競馬学校
| 女性騎手が初のGⅠ制覇を果たすなど、盛り上がりを見せる競馬界。 未来のジョッキーを育てる競馬学校でも多くの女性たちの姿がありました。 厳しい訓練に励む若者たちの生活を追いました。 |
騎手を目指す若者たちが学ぶ
JRA競馬学校
今回の「GOOD!いちおし」では、千葉県白井市にあるJRA競馬学校に密着。
騎手を目指す生徒たちの知られざる一日が紹介されました。
今年5月、日本人女性騎手として史上初のG1制覇を果たした今村聖奈騎手も、この競馬学校で学んだ卒業生の一人です。
今年度の卒業を目指す3年生は8人。
そのうち半数が女性です。
華やかなレースの世界を夢見ながら、毎日厳しい訓練を続けています。
午前4時から始まる一日
最初は体重測定
競馬学校の朝は驚くほど早く、午前4時に始まります。
生徒たちが起床後、真っ先に行うのが体重測定です。
騎手になると、レースに出場するため約50㎏の体重を維持する必要があります。
そのため学校でも厳しい体重管理が行われ、一日の増減を±500g以内に抑えることが求められています。
毎日の体重は男女を問わず壁に掲示され、基準を大きく外れればペナルティーの対象に、最悪の場合 退学になることもあります。
騎手になるためには、馬に乗る技術だけでなく、自分自身の体を管理する力も欠かせません。
中学卒業後から3年間の寮生活
競馬学校では、中学校を卒業した生徒たちが3年間の寮生活を送りながら騎手を目指します。
生徒の中には、家族が競馬関係者という人もいれば、競馬とはまったく縁のない家庭で育った人もいます。
毎日馬と接することで、耳の向きなど、わずかな仕草から馬の気持ちを読み取れるようになっていくそうです。
午前7時半ごろからは本格的な騎乗訓練がスタート。
障害馬術などを通じて、馬を正確に操る基礎を学びます。
教官は生徒の小さな動きも見逃さず、時には厳しい言葉が飛びます。
実際のレースでは、一瞬の判断ミスが重大な事故につながる可能性があります。
そのため、普段の訓練から強い緊張感を持たせているのです。
倍率約20倍の狭き門
そもそも競馬学校へ入学すること自体が簡単ではありません。
毎年およそ10人の募集に対し、今年は全国から約200人が応募。
倍率は約20倍という狭き門です。
中には入学試験に3度不合格となりながらも諦めず、4回目の挑戦で合格をつかんだ生徒もいます。
「騎手になるまでの道のりだと思えば苦しくない」と話し、厳しい生活にも前向きに向き合っています。
騎乗だけではない過酷なトレーニング
騎手には、高い身体能力も必要です。
フィジカルトレーニングでは男女の区別なく、厳しいメニューに取り組みます。
特に重要なのが体幹とバランス感覚です。
不安定なボールの上でも姿勢を崩さないトレーニングなどを行い、馬上で自由に体を動かせる能力を鍛えます。
授業が終わっても一日は終わりません。
馬の世話は朝、昼、晩の3回。
餌やりや厩舎の管理などを行います。
生徒からは「一日中馬と一緒だけれど、それが一番幸せ」という声も聞かれました。
夕食後はようやく自由時間となり、スマートフォンを使えるのもこの時間です。
そして午後10時に就寝します。
卒業へ向け本番さながらの模擬レース
厳しい訓練の成果を試すのが、卒業に向けて行われる模擬レースです。
競馬学校のダート1000mを使い、本番さながらのレースが行われました。
この日は卒業生の今村聖奈騎手も特別に参戦し、生徒たちと同じコースを走りました。
後輩たちと一緒に走った今村騎手は、競馬学校時代について「基本的な基礎をここでしっかり教育してもらった」と振り返り、学校への感謝を口にしました。
生徒たちは今後も模擬レースを重ねます。
10月23日には東京競馬場のダート1400m、11月6日には同じく東京競馬場の芝1600mで行われる予定です。
一般公開はされませんが、レースの模様は後日配信される予定です。
早朝の体重管理から騎乗訓練、体力づくり、馬の世話まで。
騎手として華やかな舞台に立つまでには、想像以上に厳しい毎日の積み重ねがありました。
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