<見返りクレクレ義母>みんなでワイワイするのが夢だったの!「手伝ってね」【第3話:義母の気持ち】 | ママスタセレクト
前回からの続き。
私はミナコ(60歳)。3人いる息子たちが独立してしばらくは、戸建てで夫と2人暮らしをしていました。三男のスグルが結婚するにあたって、夫婦でうちの2階に住んでもらうことに。生活は完全分離の同居です。スグルのお嫁さんのマキちゃんは母親を亡くしているから、私がたった一人の母として支えてあげないと。実際私はマキちゃんが孫のアオイを出産したとき、面倒をみてあげました。でも孫も生後半年になり、マキちゃんも少し落ち着いたでしょう。次はマキちゃんにいろいろ手伝ってもらう番です。
私は買い出しに行ったり、掃除をしたり、できる限りマキちゃんのお手伝いをしました。マキちゃんの体調も次第に良くなりました。そして孫のハーフバースデーパーティーとやらをした頃、もう私は手を貸さなくてもいいように感じたのです。
手を貸したぶん、お返しをしてもらって何が悪いのでしょうか。そして私は考えていたとおり、マキちゃんにいろいろと手伝ってもらいました。長男家族が遊びに来たときも、2階にいるマキちゃんを1階に呼びました。
私が孫を見てるし、こまごまと動いてもらっても大丈夫でしょう。長男と次男の嫁は、それぞれ実家とのつながりが強いです。だから何となく用事を言いつけにくいのです。でも、同居しているマキちゃんにとってはうちが実家のようなもの。2人で一緒に頑張りましょう!
長男家族におもてなしができて私は大満足です。だから気づいていなかったのです。マキちゃんがげんなりした表情を浮かべていることを。そしてこの先、思わぬ事態になることにも。
お嫁さんのマキちゃんは、義両親である私や夫にも丁寧に接してくれるいい子。私は、実の子と同じように可愛がりたいと思っています。実際、マキちゃんが孫を出産して体調を崩したときには、こまめに世話をしました。私が手を貸したぶん、今度はマキちゃんにお返しをしてもらうのは自然なことですよね。長男、次男の家族を呼んでみんなで賑やかに食卓を囲むのは、マキちゃんにとっても楽しいひとときのはずです。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・魚師 編集・塚田萌