<心配だけのひとり時間>幼稚園へ泣いて行き渋りをするわが子。怒って登園させたけれど、後悔…… | ママスタセレクト
お子さんは楽しそうに幼稚園に通っていますか? いつも喜んで登園する子でも、ときには「行きたくない」とぐずったり泣いたりする日もあるのではないでしょうか。ママスタコミュニティにこんな投稿がありました。
『子どもが「幼稚園に行きたくない」と大泣き。怒って無理矢理連れて行ったけれど、帰ってきて静かな家で後悔している。休ませればよかったかな……。みなさんは子どもが泣いたらどうしますか? 休ませますか?』
投稿者さんは今朝、泣いているわが子を怒りながら幼稚園に連れて行ったようです。しかし子どもを送りだし冷静になった今は、静かな家で「泣いているなら休ませたほうが良かったのでは?」と思い悩み、ママスタコミュニティのママたちに相談したくなったのでしょう。同じくらいのお子さんをもつママや、先輩ママからさまざまなコメントが届きました。
泣いても連れて行く
泣いているわが子を幼稚園に連れて行った投稿者さんは、「今日に限って何かあったら……」と心配でたまらないようです。しかしママたちから届くコメントの大半は「泣きながらの登園はよくある朝の出来事」というものでした。
『うちは昨日がそうだった』
『わかるよ。私も泣いて暴れる子を小脇に抱えてバス停まで連れて行ったことがある』
『幼稚園の先生が、泣き喚いている子を保護者から受け取って連れて行く。「この隙にサッと帰ってください」と保護者が言われているのを見かけたことがあるよ。幼稚園あるあるだよ』
投稿者さんの心配をよそに、同じような経験をしたとコメントするママが次々と現れました。なかには入園説明会のときに「お子さんが泣いても連れてきてください」と聞かされ、心の準備ができていたというママも。投稿者さんにとっては、初めてのツライ朝だったかもしれませんが、多くのママが泣くわが子を登園させた経験をもっているようです。そして「今ごろは楽しく過ごしているから大丈夫!」と太鼓判を押してくれました。
休ませる場合があるママ
しかしいく人かのママたちは幼稚園なら休ませるのもアリと考えているようです。ただ休ませる場合の子どもとの関わり方を教えてくれました。
『私は休ませたことがある。その代わり「ママ遊ぼう」って言われたときに「病気だから幼稚園を休んだんでしょ? 楽しく遊べるなら行かなきゃね」って言ったら休まなくなったよ』
『子どもに行きたくない理由を聞いて、一緒に考えたりアドバイスしたりする時間を作っていた。たまには休みもアリだと思う』
子どもが登園を渋る理由はさまざまあるでしょう。ただ単に気分が乗らないだけなら「理由なく休むのはよくない」と子どもが理解できるように伝えるのも大切ですよね。また行きたくない具体的な理由があるなら、じっくり子どもの話を聞くほうが良いこともありそうです。いずれにせよ子どもの様子を見て、いろいろな関わり方を考え、選択肢の一つとして「休ませる」のもアリかもしれません。
後悔しているママに贈る言葉
投稿者さんの相談にさまざまなアドバイスが寄せられるなか、こんなコメントが寄せられました。
『なぜかこの投稿を見たら泣けてきた』
筆者もこの投稿を読んだとき、このママと同じように胸がキュウと締め付けられるような気持ちになり、涙が出ました。たぶん泣いていたお子さんは今ごろは元気に友だちと遊んでいるでしょう。幼稚園の先生にお任せしたのですから心配無用でしょうし、投稿者さんも数年後には「そんなこともあったわね」と笑い話にできるかもしれません。
けれど今、シーンと静まり返った家にひとりでいる投稿者さんは、後悔と心配でいっぱいなのでは? 朝の慌ただしさで気持ちにゆとりがなかった自分自身を責めているのでは? と想像するだけで、子どもが小さかった当時の気持ちを思い出し泣けてくるのです……。
『おいしいおやつを用意して、子どもが帰ってきたら「今日も頑張ったね」って笑顔で言ってあげたらいいよ』
『帰ってきたらいっぱい抱きしめてあげてね』
ママたちからはこんな励ましのコメントが寄せられました。投稿者さんとお子さんが過ごしたような朝を、きっと多くのママたちが経験してきたのでしょう。なにも投稿者さんが悪いママでも情けないママでもないのです。ですから自分を責めたりしないで、帰ってきた子どもとどのように過ごそうかと気持ちを切り替えてくださいね。
次こそはの気持ちで
泣いているわが子を無理に登園させたことに悩んでいるママに寄せられたアドバイスや励ましのメッセージ。先輩ママたちにも同じような朝があったからこそ、温かい言葉が続いたのではないでしょうか。投稿者さんは自分を責めないで、帰ってくるわが子を温かい気持ちで迎えてあげてくださいね。そして寄せられたアドバイスを参考に、次にこんな朝があったらこう対応してみようと考えてみてはいかがでしょうか。
文・間宮陽子 編集・すずらん イラスト・んぎまむ